眠り

 眠りについて
人の体は一日中活動をしています。臓器に激しい運動が強いられると、その中で物質破壊が行なわれ、ある有毒物質が形成されます。昼間に形成される有毒物質は、排出分よりも有害物質が強く、残存するため、仕事の後、疲労を感じるのです。睡眠中に我々の体は休息します。夜は、日中よりも速やかに臓器から有毒物質が排出します。これらの毒は腎臓、皮膚、肺を通って排泄されます。寝る時、胃の中にはほんの少量の食べ物があるべきで、頭の向きは北が無理ならせめて東向きにして寝るべきです。

また、睡眠中は「自我」が精神とアストラル体と共に物理的な体から抜け出します。ベッドの上に横たわるのは、物質的なエーテル肉体のみです。ネガティブな思考と感情がある日は、我々の体の宇宙リズムが乱されます。しかし上記のように自我が体外脱出すると、人のエーテル体は宇宙に通じ、乱れた宇宙のリズムを取り戻すために働きます。

夜には、体から精神世界に抜け出そうとする「自我」を押さえつけている糸が存在します。その糸が切れてしまえば戻ることは出来ません。睡眠中、人の意識が外にある時は、いくつかの悪霊や異次元の力が、肉体の中に侵入して傷つけることができます。眠りに落ちる前、睡眠中の肉体の保護と、異次元からの影響を防ぐために、バリアーを張る必要があります。眠りにつく前はもちろん、何をする時にも、祈ることにより自分自身を守ることが可能です。就寝時に次の言葉を口にするといいでしょう。「主よ、私は学び、祈り、働くために、今から心霊の世界に上昇します。その間、あなたの強さと光で私をお囲みください。全ての悪い影響力から私をお守りください。」

 また、睡眠中に上昇するあなたの意識は、覚醒させておく必要があります。眠りにつく前に次のように言うと良いでしょう:
「心霊の世界に入る時、良心を持って働き、高度な心霊に出会って学べるよう、私は意識を保って目覚めていたいのです。」
明るい精神的な円が自分の周りに描かれるのをイメージして、次の言葉を言うと、身の回りにバリアを張ることができます。
-まず、神の国とその正義を求めなさい。そうすればそれ以外のものは全てあなたに備えられる。
-神は、御子を差し出すほど、世を愛された。それは自分を信じるものが滅びることなく、永遠の命を得るためである。
-そして唯一の真の神であるあなたと、あなたが送られたイエス・キリストを知ることこそが永遠の命である。

あなたが不安が一切なく、意識的に覚醒した状態で眠りにつく時、心の奥深くでごろごろ鳴って、なんだろうと恐怖を感じるかもしれません。これは複数のチャクリが体内をめぐり、あなたが体から出て新しい世界へ入ろうとしていることを意味します。これは5分間ほど続きます。すると視界が広がり何でも見えるように感じるはずです。睡眠が静かで、穏やかで、楽しいものであるよう最善を尽くしましょう。

今は緩く曖昧でも、明確にはっきり見えるようになることを信じなさい。夢には、何も予言のない夢もありますがそれは胃が詰まり過ぎか、悪いことを考えているか日中の不安がたまっているためです。しかし、実生活に起こる出来事を予言する夢もあります。それには実際の出来事が含まれます。直線的な夢と曲線的な夢があります。直線的な夢とは、夢見たとおりの出来事が起こることです。曲線的な夢とは、夢見たことが寓話的な、象徴的な意味を示していることです。誰かの家が壊れる夢を見た場合、「家」は人体を示します。これはその人の健康が危険にさらされているという意味です。

 

 

規則

 超自然学校では、睡眠の規則を守らればなりません。現代、必要な睡眠時間は7時間です。一度も夜中に起きることなく、寝返りも打たない状態で眠れれば5時間でも十分でしょう。10時に床につくのが一番健康的ですが、これは規則ではありません。特に重要な仕事があるときは11時や12時に床についてもかまいません。ただし、就寝して5~10分以内に眠りにつかねばなりません。夜10時以降に働き続けていると、大事な睡眠時間を失ってしまうからです。次の適切な就寝時刻は夜12時なので、その時を逸したら、直ちに床につかなければ睡眠時間を無駄にしてしまいます。早く寝るほど健康に良いのです。それはなぜかというと、早く床につくと必要なプラナ(気息)全てを吸収できるからです。遅く床につく人ほど眠りにつくのが難しいのは、体内組織に必要なプラナが不足しているからです。眠れない人は、そのまま少し待っていると、既に眠っている人が起きて、一緒に眠りにつけます*2。 つまり、早く床につくことに慣れれば、自分の組織に十分なプラナを供給することができます。12時より遅くに寝てはなりません。疲労を感じたら、早く夕食を取り、自分の身体が必要とするエネルギーを得るために8時に床につきます。エネルギーが十分ある人は、8時より遅く床につけます。好ましい就寝時間は8時、10時あるいは12時です。

 規則:朝起きたら、すぐに目を開けてはなりません。しばらく閉じたままで、気分が落ち着くのを待つのです。寝てはなりません。目を開けた直後は、美しいイメージを探して、その上に視線を置いて目を休めなさい。灯りをつけた後は、ゆっくりと目を光に適応させます。柔らかく快い光は目に良く、神経系に良い影響を与えます。正しくは、目を開ける前に、神の思考を向けることです。そして一日の仕事を始めます。

 身体運動:右手の指で左手の親指を取り、軽く撫でながら、以下の言葉を繰り返し唱えます:
「主よ、明日朝5時に目覚めさせてください」
他の指も撫でながら、同じ文言を3回繰り返します。次に左手で右手の親指を3回撫でながら、同じ文言を3回繰り返します。他の指も同じように繰り返します。
起床時間は、他の時間を選んでも良いです。

 目を覚ましたら、すぐに起きなければなりません。また3~4時間寝てしまうのを避けます。