ダノフ大師の教えと現代科学

ダノフ大師の教えは、神への信仰が浸み込んだ、生命の科学です。「わたしの教えは科学であり信仰である。人生を理解するには、人は全ての場合に適合する哲学を作り出す必要がある。自分がどこから来てどこへ行くべきなのかを知っていなければならない。」とダノフ大師は言っています。
大師は、しばしば、化学、哲学、物理、生物、数学、天文学その他の分野に及ぶ、現代科学の業績を表す例を説教に使いました。科学的権威ではアインシュタイン、ニールス·ボーア、マックス·プランク、ヘルマン·ワイル、ライプニッツ、ロバチェフスキーなどを使いました。大師によれば、化学の認知過程により、人類を生命の本質に近づけ、世界が無限であること、荘厳で無尽蔵であることを気付かせることができるというのです。よって、ダノフ大師が信徒に勧めたことの1つに、彼らの能力とその周りの世界に従って、学問を継続することでした。大師はもう1つ、現代科学者に以下のような有意義な提唱を行っています。「人間の感覚がすべて完璧に発達していないために、科学的結論の多くに、間違いがある可能性があります。科学者の役割は、自身を他のさまざまな影響から自由にし、事象の本質をより奥深くまで見抜き、正しい推定を行うことにあります。」
現代の読者にとっては、ダノフ大師の世界は単純で科学的な質を欠いているかもしれありません。しかしながら、それは違います。ダノフ大師は多くの状況(例えば多様な聴衆)を考慮して、それぞれの聴衆の心と思考に届くよう、実際にどう応用できるかを教えるために、単純な言葉を使って生きた科学を、偉大な真実を提示することができたすばらしい人です。