伝統

ユニヴァーサル・ホワイト・ブラザーフッドの信者たちは兄弟、姉妹と呼びあいます。彼らの生活は、コミュニティ活動、兄弟との夕食、山登り、年一回の兄弟との会合(大会)、日の出の会合、美しい風景の中での祝祭などで成り立っています。

 コミュニティ
兄弟団体生活として、愛と自由の規則を守り、心霊と一致し、団体のために統一して労働をします。

 登山
霊魂が深い眠りから起こされ物質世界へ戻ると、その視界は高い心霊の世界に上昇しようとします。山は人間の魂の覚醒の象徴であり、同時に神の世界、聖なる場所、人が地上の道のために力と光を得るために登る場所、の象徴でもあります。
単に高い所に上ることだけが重要なのではありません。登山活動は同時に内部の上昇活動でもあります。ダノフ大師の最良の演説は山で行なわれています。それは信者の成長の道の象徴です。種々の問題の習慣性を克服し、自分の性質の優れた力を開発し、思考と思想を拡げ、純粋な心を進化させる道です。

 年に1度の兄弟の集合大会(コンベンション)
この信者のための晴れやかな祝祭大会は、日を決めて、自然に囲まれて行います。教えを学び、実際に仕事に応用し、調和の光を浴び、人間の魂が光り輝く、母なる地への回想を行う日です。天と地からのブラザーフッドの労働者が団結する大会です。この大会で、信者は1年分の力を得ます。全ての障害を乗り越え、師の後ろに控える試練を解決するための力です。

 日の出の会合
ユニバース・ホワイト・ブラザーフッドにとって聖なる伝統です。日の出に会合するのは人間の肉体的精神的健康にとって非常に重要です。これは単なる会合にとどまりません。人間は太陽が発している力を十分に受け入れるために、内なる魂と繋がらなければなりません。日のでは、常に人間の魂を立ち上がらせる神の命のシンボルです。

 自然の中での祝祭
人間が偉大な宇宙の生命に触れるため、自分が宇宙全体の住民であると感じるため、自然のリズムを感じるために、生活の中で重要なものに気づかせるため、ダノフ大師は「自然は我々にために存在する偉大なものである、その構造だけでなく、その叡智とそれが明示するものを知るべきである。」と言っています。
自然の生命の重要な瞬間は、春分、秋分、夏至、冬至です。
自然の生命に新しい力が入る3月21日の春分の日は、特に重要な意味を持っています。
春分の日3月22日は天文学的に、自然の生命を作り出す新しい期間の最初の日と考えられているからです。その日は、春を待ち望む人の魂と文化の象徴として祝福されます。
6月21日の夏至、最も昼が長い日は、もう一つの自然の生命の重要な日です。その内部で働いている力に変化が訪れます。
9月22日の秋分も新しい変化の日として重要です。全ての自然の王国で有効な変更です。
冬至12月22日は、その日から昼間の時間が長くなり、新しい力が集まってくる重要な日です。
人間はこれらの瞬間を知り、外面、そして内面の両方から働きかけ、思考を発達させなければなりません。人間には、外部の自然に出ていくものと人間の魂へ入ってくるものとの間に、一定の関係があります。これは生命は1つであり、統一されていて不可分だからです。